憂いを帯びている 祝した蕾括えて
私は一人じゃ駄目なの、ずっと側に置いて
赤い川閉めらす 濡れた空気甘くさせ
口先緩ませて 濡れた瞳で欲しがる

ああ しなだれて 絡め合い 胸元に残す

まだ君を抱いていたい
体に纏う香りが かすれてしまうまで
重なり合う 確かな感触さえも
訪れる眠りが 消し去っていく

まどろみの中では 全て曖昧なままで

濡れた戯れの後の眩暈 首筋に残す そして

もっと君に抱かれていたい
体を包む微熱が 薄れてしまっても
狂おしいほどに僅かな痛みだけが
引き寄せる今を 少しだけ忘れさせる
戻りたくない ずっと
このままずっと
ずっと
ずっと